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この「総合」という語は6つの教育・研究指針を示すものとされる。すなわち、「第1に、行政と経営の総合。第2に、政策と実行の総合。第3に、学際的総合。第4に、哲学と実学の総合。第5に、学問と実務の総合。第6に、理論と技術の総合。」である。
では、大学・学部の教育課程とその理念・目的との関連、教育課程の水準・内容と高等教育機関の本旨との関連については「新時代の社会的要請に的確に対応できる人材の要請を教育目標に、その教育課程編成の基本的考え方は、1)専門教育における学際性、総合性の重視、2)教養教育における教育目標の明確化、3)専門教育と教養教育の一体的履修、4)半期集中による教育効果の向上、5)主体的・積極的な学習の重視、である。」とし、教育体系はアドミニストレーション科目にかかる諸学間を学際的に整序・体系化した必修科目の設定、現代社会に対応した新しい視点からの教育テーマ・授業科目の設定、1年次からの専門科目、ゼメスター制の導入、1年次から4年次までの演習の設定を行っている。
カリキュラム概念図

(7)関西学院大学
関西学院大学では、国際時代に即した「地球的視野をもち、世界のどこにあっても足元から行動を起こせるために総合政策学部は、新しい時代を切り開く人材を育成することを目指して、」1995年に神戸三田キャンパスに開設した学部である。科学技術の発達は地球上で人類はこれまでに経験しなかったような新たな問題を生み出したことを認識し、(世界的規模で進行しつつある自然破壊や環境汚染、飢餓にあえぐ発展途上国社会と飽食・大量消費の先進国社会の対比に見られる所得格差の増大、平和と人権への脅威、先進国・発
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